以下は2001年1月14日付けでRockReunion.Comに掲載されたマイケル・シェンカーに対するインタビューの和訳です。訳の正確さについてはいつもの通り保証の限りではないこと、ご承知おきださい。

インタビュアーは例のマンチェスターの件があったので緊張したそうですが。マイケルはいつもの調子でフレンドリーに語ってくれています。(以下:Mがマイケル、Iがインタビュアー)

I:ハーイ、マイケル。電話をしてもらってありがとう。調子はどう?

M:ハーイ。元気だよ。

I:インタビューはドイツ語でする?それとも英語。

M:全部君に任せるよ。

I:ウェブマガジンは英語なので、では英語でやりましょう。そうすると、私の翻訳作業も少なくて済むし。

M:問題ないよ。

I:新作「Dreams And Expressions」を今回リリースすることになったね。収録曲、参加ミュージシャン、レコ-ディングの過程なんかについて話してくれない?

M:OK。まず、ドラムはShane Gaalaasで、ベースはBarry Sparksだ。「The Unforgiven」というアルバムと同じメンバーだ。キーボードは使ってない。基本的には、スリーピースのバンドだ。楽曲的には「Adventures Of The Imagination」で採用したものとと同じアプローチで制作した。ただし、作曲スタイルを改善し、よりアグレッシブなものに仕上げた。基本的には、Aメロ−Bメロ−サビなんかを繰り返す初歩的な作曲方法ではなく、作曲してはそれをつなげて、どんどん、どんどん進めていくということをしたかった。だから、それはそんなに商業的に成功するようなものにはならない。でも、君たちがそれを聴き続ける限り、生き続けるものだ。一般に人々はそうしたものに慣れるには少し時間がかかるだろう。

つまり、自分はクリエイターだから、自分のことを説明できない。でも、通常のコマーシャルなアプローチで作られたものと比べると、そうしたものを聴くのはちょっと難しいのかなということは想像できる。しかし、そうしたものはより長く生き続けるだろう。個人的にはそれを毎日聴いているが、飽きたりしない。これは自分にとってはいい兆候だと思う。なぜなら、自分で制作した作品については、作った後は普通は距離を置かねばならないからね。なにせ4000回くらいも聴くわけだから。特にこの作品について言えば、まだ自分の頭の中にも届いていない。これはいいことだ。

曲のタイトルについても普通の名前は付けたくなかった。アルバムが完成した後で、20曲できたことが分かった。最初、「Dreams And Expressions」というアルバム名を考えていたんだけれど、作った曲数とDreams And Expressionsの文字数を数えたみたんだ。そうすると偶然どちらも20だった。それで、各曲のタイトルを、D-1, R-2, E-3、、、とすることに決めたんだ。その後で、もう1曲あって、そのミキシングをし忘れていたことが分かった。アルバムのミキシング担当していた奴がいて、そいつがその曲のミキシングを忘れてたんだ。実際は以前にMSRからこのアルバムをリリースしてたんだけど、その時は20曲のみの収録だった。その時までに1曲漏れてることに気付いてはいたんだが、もう遅かった。だから今回の再リリースに際して、その曲をボーナストラック(No.21)として収録することにしたんだ。レコーディング方法についてだけど、まずクリックトラック(タイミングを示す音のみが鳴っているトラック)にギターパートを全部録音し、その後でドラムとベースを入れてもらった。

I:公式な全世界リリースの前にMSRからこのアルバムをリリースしたのはどうして?数年前の「Thank You」の時もそうだったよね。

M:それが自分のやり方だ。私は、音楽を創り、それを録音し、自分の会社からリリースする。でも、自分は今高級なスタジオを建造しているところなんだけども、最初はMichael Schenker Recordsからのみ発売することに決めていたんだ。その後で、私のマネージャーに聴かせたところ、とても気に入ってくれたんだ。その少し後で、自分のレコーディングスタジオの建造費用をすぐに支払わなければならなくなったんだ。それでマネージャーにこう言ったんだ。「レコード会社がこのアルバムに関心があるかどうか確認してくれる?」その結果、彼らはすごく気にいってくれたし、Shrapnelと日本のレーベルも同様だった。私はすぐにレコーディングスタジオのための金が必要だったので、リリースすることにしたわけだ。

I:MSRからは、それ以外に「The Odd Trio」という新作も発表しているね。これは何?

M:「The Odd Trio」は非常に特別なアルバムだ。これもMSRのみからリリースされている。サプライズだ。みんなに「サプライズ」ってどういうものか分かってほしかったんだ。このサプライズの中味についてはあまり話したくないけど、これも3人のメンバーによるトリオ編成をフィーチャーしたものだ。曲調的にはより普通の感じだ。UFOのメンバーにも聴かせたら、とても気に入っていたよ。すこしソウル風な音楽になっている。10曲収録されており、各曲5分くらいの長さで、全部インストだ。普通のレコード屋では売ってなくて、MSRのみから入手可能だ。

I:あなたのホームページには、次のような様々なビデオも販売しているとあるね。「The Michael Schenker Story Live」(2巻セット、$ 35)、「The Making of The Unforgiven」、「Unforgiven World Tour 99」、「Unforgiven World Tour 2000」(各$25) ファンはそれらを全て買う余裕がないかもしれないね。1枚しか買えないとしたら、どれを選ぶべきかな?

M:それは難しい質問だ。理由によって選ぶべきものも違ってくるだろう。「Michael Schenker Story Live」は、初レコーディングから25周年を記念したものなんだけど、シンガーは「Written In The Sand」にも参加しているLeif Sundinと、新しいシンガーのDavid Van Landingだ。つまりこのアルバムには二人のシンガーが参加している。

それとこのアルバム/ビデオには、スコーピオンズの「Love Drive」のようなこれまでライブ録音されたことのなかった曲が収録されていて、物語(ストーリー)をつづったような感じになっている。その時は、将来別のビデオを制作するとは思ってなかったが、毎回何か違ったことが起きるんだ。(それでまた作ったんだ。)物事というのはそういうものさ。私はそれを記録に残したいと思い、もし人々がそれを欲しいと思えば、与えるまでだ。自分の音楽を何度も何度も発表することは問題ない。なぜなら、私はいつも違うミュージシャンと共演するか、あるいは何か違ったことがそこでは起きているからさ。観るべき価値がある何かが起こってないのに同じミュージシャンと共演したビデオを発表するつもりはないからね。「Unforgiven Live」を出した時も、全く別のシンガー達が参加していたからだ。

セットリスト全体を担当した新しいシンガーのKeith Slack。そして、「The Unforgiven」のオリジナルシンガーのKelly Keelingだ。これは西海岸をツアーしていた時のもので、ビデオでは二人の全く異なるシンガーが唄っているだけでなく、違う曲も収録されている。その後、えーと、何て言ったっけ?「Japan 2000」とかいうビデオを出したんだけど、その中には違うものを盛り込んだ。面白いことや、違うシンガー(訳者注:Keithなので必ずしも違わないが)、あと違うものって何だっけ?そう、違う曲がたくさん入っているね。というのも、アンコールの2曲以外はUFOの曲は演らなかったんだ。MSGの曲をよりたくさん演った。てなわけで基本的には、それぞれのリリースにはそれなりの理由があるんだ。単に別の街で演奏したという理由で、同じものを発表するつもりはないよ。そんなことはしない。でも、その質問について言えば、どれを買うべきかは実際アドバイスできないね。なぜなら、個人的な趣味によるところが大きいからね。それぞれに別の理由があるから。

I:コンサート後に、マーチャンダイズ売り場で買ったCDやビデオにしかサインしないのはどうして?MSGやUFOの古い作品にはなぜサインしてくれないの?

M:まず第一に、そうしてるのは私も休みたいからだ。ある公演会場から別の公演会場への移動については、自分で車を運転しているんだ。サインするものを限定し、数を減らすという意味から、そこで売っているマーチャンダイズに限定するという方法を採っているんだ。そうすることでもう少し長い間倒れずにいられるからね(笑)。

例えば500人にサインするために毎晩会場で座るということは、ちょっと頼みすぎというもんじゃないか。だから制限しなければならなかったんだ。次のコンサート会場への移動するためにはバランスのとれた選択のように思えるけど。

I:ツアーの編成方法を見直せるとは思わない?ファンは彼らのためにあなたが十分な時間を割けないと不満をもっている。彼らはあなたと話したがっているし、写真も撮りたがってる。あなたが彼らに会わずにバスの中へと消えてしまうと、彼らはがっかりするだろう。

M:同じ方向性の話になるが、まず、サインする品を3つに限定するということも考えた。別の会場での公演するために、自分で運転しなきゃいけないということを覚えておいてほしい。私だって眠らなきゃいけないんだよ。

サイン会が終わったら、移動しなきゃいけないんだ。バスの中に座っているわけじゃない。次の会場、次の街へと移動するんだ。だから、仮に1回しかコンサートがなければ、一晩中パーティやって、寝ないでみんなと話してもいいよ。でもそういうやりかたしてないからね。ツアー全体のひとつに過ぎないから、そういう風にはできない。私は全員が帰る夜中の3時まで座って待ってることはできない。分かるだろ。それは無理なことだよ。

I:自分のレコーディングスタジオのことに触れていたけれど、どういうプランなの?新しいMSGのアルバムをそこでレコーディングするつもり?

M:そうだよ。2月12日からMSGの新作にとりかかることになっているんだ。それと同時に、UFOについても状況を見ているところだ。というのもピーとの奥さんが亡くなったばかりだから。だから、UFOについては少し中断といったところだ。でも、MSGの新しいアルバムを作るし、アルバムが完成すれば、MSGとしてツアーにでるか、それともUFOを継続するかということになるだろう。UFOを取り巻く状況と、各メンバーが継続する準備ができているかどうかによるけどね。

I:ソロでのインストのツアーは考えている?

M:そうだね。もしMSGとしてツアーに出ることになれば、3分の1を昔の曲に、3分の1を新曲に、残りの3分の1をインストにといった感じのライブにするかもしれないね。

I:MSGの新作にはどういったミュージシャンが参加するの?そして一番の関心事であるシンガーは誰になる?Kelly Keeling? Keith Slack? Leif Sundin?

M:新しいシンガーにするつもりだ。今考えているのは二人。一人は名が知れていて、もう一人は無名だ。まだどちらにするか決めていない。でもドラマーはUFOツアーにも参加していたJeff Martinになる。ベーシストは、アメリカのオマハ出身の誰かだ。それについては決定を待っている状況だ。シンガーについては、私が決めれば決まる。

I:MSGの一番最近のアルバムに参加したシンガーを使おうとは思わないの?

M:まずは今言った2人の可能性に絞っており、いずれ自分で決定する。

I:メロディ重視ロックファンの多くは、Robin McAuleyと共に活動していたマコーリー・シェンカー・グループ時代が一番良かったと言っている。彼とは今もコンタクトとっている?その当時のことをどう思う?

M:Robin McAuleyとはクリスマスカードを送る以外はコンタクトしていない。私はそんな社交的な人間ではない。なぜなら非常にクリエイティブな人間だからね。人はとてもクリエイティブな状況下では、自分の内なる声を聴いて、曲にするために多大な時間が必要となる。 それに、過去に一緒に活動してた連中はみな外国にいるしね。互いに何度も電話しているのに相手が不在のために連絡が取れなかったりするのは価値あることじゃないね。基本的には、会いたい時に合うのであって、会わないときには会わない。私は前進することが好きで、必ずしも何かをするために後戻りすることはないと思う。Robin McAuleyは実に良いシンガーだが、私の音楽のスタイルからすると、彼は歌いすぎているし、メロディックすぎる。メロディックな人間が二人集まると、甘く(sweet)なりすぎる。例えば、UFOのPhil Mogg、彼は最高のシンガーではないが、彼の歌い方や彼が書く歌詞、そして彼の歌の量(amount of singing)は私のギタープレイと非常にマッチしている。だから、将来的に、何か起こるチャンスはある。私は門戸を広く開いており、過去常にそうしてきたし、そうすることにエネルギーを費やしている。

I:「Into The Arena」というタイトルの新しいマイケル・シェンカーベスト盤がオーストラリアのレーベルであるRaven Recordsから出ているが、これに関わっている?あるいはそれについて何か知っている?

M:それについては何も知らない。そういうことはいつも起こる。どのようにしてそういうことになるのかも分からないが、私には何の関係もないことは確かだ。

I:どうしてこのアルバムについて触れたかというと、素晴らしいベスト盤だからだ。2枚組みのCDには、レアなUFOとMSGの楽曲が収録されている。

M:そういうことについて自分が何をできるかさっぱり分からない。一旦レコードを制作してしまえば、その後どういう手順を経るかとか、なぜそうした人々がそれを出せる権利を持っているのかとか全く分からない。察するに、彼らはライセンスを買ったかなんかしたんだろう。権利がある者は自分のしたいようにできるし。と、自分は思ってるけど。そういうレベルだから、過去については実際心配してないし、現在に集中し、ものを生み出しているだけさ。

しかし、時間があれば、そうした事に理解があり、私がどういう状況にあるのかを静観でき、例えば、契約が満期になったとか、更新できるとかできないとかいったことの分かる人物を見つけたい。でも、それは私にとっての最優先事項ではない。彼らは彼らがすることをするわけだ。そうしたものを理解するために全エネルギーを集中するなんて、個人的にそんなことはできない。そんなことすると、自分がベストの能力を持っていること、つまり曲作りができなくなっちゃうからね。だから、自分はそっちのほうに集中している。何か正しくないことが起こったら、きっとそれについて尋ねることになるだろうけど。

I:UFOのことについて語ってもらっても平気?

M:もちろん、聴きたいことには何でも答えるよ。

I:あなたのホームページに、次のようなコメントがあった。「フィル・モグの声が出なくなったため、残りの英国公演は中止になりました。お詫びします。将来のツアーについては、グループの状況次第です。」と。一体何が起こったの?

M:そうね。シンガーが歌えなくなったということは別に珍しいことじゃない。のどを酷使すると声は出なくなるものだ。つまり、フィルはかつてツアーで使っていたイヤホンを使ってなかったんだ。これは間違いだったね。イヤホンモニターのことだけど。今回それを使ってなかったんだ。リハ段階で彼の声はすでに出なくなりつつあった。というのも、彼は残りの楽器たちと張り合っていて、やりすぎちゃったんだ。シンガーはステージ上では、より激しくそしてより大きな声で唄わないと自分の声がよく聞こえないんだ。そうするとすぐにそういう風になってしまう。

I:先日のマンチェスター公演では何が起こったの?

M:UFOのマンチェスター公演ねえ。。。実はそれはUFOのニューキャッスル公演から始まっていたんだ。そうね、まず、ツアーの運営方法なんだけど、出演する3バンドが同じクルーを使ってたんだよ。それについてはドイツに到着するまで全く知らされてなかった。だから、何よりもまずそれについて頭にきたね。でも、そうした状況に対処するためにできる限りのことはやろうと思ったんだ。一人の男が私のギターと誰か別の人間のギターを扱ったりなどしてて、ステージ上ではいろんな問題が起きた。

ニューキャッスルでもそうだった。問題だらけだった。それは物事を自分ではコントロールできなくなった日だった。私はUFOの楽屋に文句を言いに行ったんだ。そこでQuireboysのSpikeを紹介されたわけ。一番かっか来てた時だったからね、彼は間違った時に間違った場所にいたわけだ。私は文句を言うためにそこにいたわけだったが、本来は私に紹介されたその男に対して優しくナイスに接してやらなければいけなかったんだ。私は彼を脇へ押しのけ、「スパイクだと?どこのとんまだ。("Who the fuck is Spike?)」って言ってしまったんだ。そして、自分の不満についてまさに話そうとしたときに、彼が私の目に向かって頭突きをしたんだ。私はそのことについて彼を責めるつもりはない。タイミングが悪かったのが問題だったわけだから。本当にかっかしていたし。ピートはピートで、時に不愉快だったしね。奴は私の近くに来すぎるんだ。それで演奏やる気が失せちゃったんだ。それでまともに弾けなくなってしまった。マンチェスターでは、私は物事に対して腹が立っていて、私が全くもって不愉快な態度をとって、なおかつ無責任な行動をとるとどうなるかを彼らに見せてしまったような感じだった。基本的にはそういう感じだった。あれは自分の生涯においても最低のコンサートだった。でも、基本的には人がおろかになったときにどうなるかを人々に示しただけだ。

I:私はいろいろなマイケル・シェンカーのファンサイトから情報を得た。彼らはあなたがステージ上でフィルを威嚇していたと語っていたが。

M:フィルとは何の関係もない。それは単に、、、私がおろかだっただけさ。あたかもみんなが時にはそうなるようにね。そうなるとどうなるかをみんなに見せてやっただけさ。これについては申し訳なく思っている。まるで言葉にしても人が分かってくれないけれど、見せてあげれば人は理解してくれるかもしれない、といった感じ。

I:この機会にあなたも状況を整理できるかもしれないね。いろいろなウェブサイトでは、UFOが存続できるかどうかに関する噂が飛び交っている。UFOのみんなは仲良くやっているの?

M:オー、全く平和だよ。彼らは何事にも関係してないからね。人々は何事に関しても自分たちの意見を持ってしまう。私が目の周りを黒くしてステージに上り、フィルに中指を突き出したのは明白な事実だ(笑)。でも、だからどうしたって言うんだ。

つまり、この世に存在する全てのバンドは喧嘩もすれば口論もする。すべての結婚生活がそうであるようにね。でもそれが世界の終わりを意味するわけじゃないだろ。人はそうした馬鹿げたことに対処しなければならないし、それを上手い方向にもっていかなければならない。そういうものなんだ。だから、基本的には、フィルは声が出なくなって、ツアーを継続できなくなったということだ。人は皆すべてのことに対する答えを持っていると自分で思っているから、どんなことが起こっても噂を作り上げてしまう。私の妹もそんな風に考えていた。彼女は何が起こっているのか分かっていると自分では思っていたが、少しの手がかりももっていない(笑)。とにかく、バンドのみんなが元気であること。さっき言ったように、ピートの奥さんが亡くなったばかりだし、フィルの声もでなくなった。今は将来何ができうるか、次の段階はどのようになるかを静観しているところだ。英国の残りのツアーを消化できるかとか、マンチェスターで再公演をするかとか色々ね。

I:二日前が誕生日でしたね。おめでとう。UFOのメンバーの誰かが電話してきた?

M:誕生日なんて重大事じゃないよ。誕生日を祝うことすらしないよ。一日中働いていたし、ワイフと外に食事に行ったりもしなかった。一大事じゃないんだ。

I:現時点でフィルやピートとコンタクトとっている?

M:そうね。我々は話はしないね。つまり電話では。金の無駄だろ。それに大して言う事なんかないしね。我々はミュージシャンであって、音楽を共に演奏する間柄。ピートには奥さんが亡くなったから電話したけれど、そうした事がなければ、我々は自分たちのことをするだけ。クリエイティブでいたり、クリエイティブでいなかったり、色々ね。一旦ツアーに出ると、互いの色々なところが見えてくるしね。一旦離れてしまうと、平和でいることが幸せに感じるよ。

I:近い将来のプランはどうなっている?次のMSGの作品に集中することになる?

M:自分のスタジオが基本的には完成したから、レコーディングの準備はできている。だから自分のスタジオでたくさんレコーディングを行うことになるだろう。プロデュースもやるつもりだ。スタジオでできることは何でもやるし、それを楽しむつもりさ。

I:あなたは自分自身の音楽だけプロデュースするの?他のバンドについてはどう?

M:来るものは拒まずだね。

I:OK。質問がこれで終わりだ。マンチェスター公演のレビューをインターネットで読んで、とても心配になっていたので、あなたの口から直接ニュースを聞けてよかった。

M:噂をあまり真剣に捉えないほうがいいよ!少なくとも人々は私のことについて語り続けるだろうが(笑)。

I:その通りだね。インタビューに応じてくれてどうもありがとう。グッドラック。ツアーで会えるのを楽しみにしてるよ。

M:こちらこそありがとう。バイ。

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